ランニング

2011年10月30日 (日)

磐梯山登山マラソン 棚ぼたで2番

Img  今日は磐梯山登山マラソンでした。受付8時でスタートが9時ということだったので、自宅を出たのが7時。ところが、今日は同じ猪苗代町で、磐梯山登山マラソンよりも後から実施が決まった猪苗代ハーフマラソン大会もあったんですね。猪苗代ICの500m以上前から渋滞。何とかICを出て、これで間に合うと思って安心したら、何と猪苗代ハーフマラソンの大会参加者駐車場が猪苗代スキー場とミネロの駐車場、猪苗代町内に入っても渋滞!ハーフマラソンの駐車場担当の警備員の方が駐車台数を数えていなかったようで、受付及びスタート場所のISK前100m前で全く動けなくなってしまいました。これでは間に合わないということで、Uターンししたの駐車場に…。ところがそこでも警備員の方がどのように駐車させようか相談し合いながらやっているもんだからモタモタ、モタモタ…。気持ちは焦るばかり…。何とか駐車し、人目も気にせずに着替え、シューズを履き、ザックを持ってISKまで猛ダッシュ!(今回のレースではあの区間が最も速かったと思います。)受付に着いたのが、スタート5分前。急いでゼッケンをつけ、サポーターをつけ、シューズの紐を縛り、スタートラインに立ったと思ったらスタート。心の準備が全くできませんでした。
 こんな状態でのスタートでしたが、ここからがいよいよレースです。先週の赤埴林道試走では48分で足が止まってしまったので、今回はとにかく無理をせず、こまめに水分を補給しながら、自分のペースで走ろうと決めていました。でも、今回は先週の反省から今週のランを抑えて臨んだのがよかったようで、初めて林道の終点まで走りきることができました。しかもタイムは自分でも信じられない59分台!走るスピードは先週と同じぐらいだと思っていたのに…。この時点で順番はたぶん9番ぐらいでした。なぜ自分の順番が分かるかというと、この大会のエントリー数が35人ととても少なかったため、スタート後、自分の位置が把握でき、走りながら何人に抜かれ、何人抜いたか計算しやすかったためです。
 赤埴林道から磐梯山頂までは、相当へばりましたが、抜かし抜かされしながら同じ順番で山頂に到着。弘法清水小屋から山頂までの登山道ですれ違ったトップの選手の話によると、ダントツトップで行った女の子が、山頂で折り返さず、リゾートスキー場方面へ行ってしまったとのこと。(山頂担当の係の人が私と一緒に山頂に着いたのですから明らかに主催者側のミスですね)この段階で自分の順番が8番だということが分かりました。山頂で1人の選手を休憩している間に抜かし、山頂から弘法清水小屋までの下りの登山道で2人を抜かし、私の順番は5番になりました。この段階で、左足首が痛くて踏ん張れないとか言ってられない状態になってしまいました。左足に負担をかけないようにしつつ、この順番をゴールまで何とか維持しようと逃げました。両脚のあちらこちらは、すでに赤埴林道を登りきった辺りから痙攣しはじめ、だましだましの状態でした。
 登山道を抜け、ゴールまでの1~2㎞のスキー場の急な下りに入ると、50mほど前に4番目を走る選手が見えました。何とか追いつこうとかけ下ったのですが、前の選手も私に気づいたようで、一気にかけ下っていき、視界からまた消えてしまいました。「こんなに離されてしまうのか…。」と思いながらゴールし、記録を見たら、なぜか私が2番でゴール。その約1分後、3人の選手がゴールしたではありませんか。話を聞くと、私が前のランナーを見失った辺りでコースミスをしたとのこと。私の前を走っていた4番手の選手は3番手の選手が、3番手の選手は2番手の選手が見えて走っていたんでしょうね。それで3人ともゴールまでもう少しというところでコースミスをしてしまったのでしょう。トップの選手は私以上にコースを知っていました。やっぱり、このようなレースは、コースを熟知することが大切なのでょうね。コースを知っていたから、足が痛くても、「ここはこんな道、この次はこんな道、現在自分はこういう状態だからどう走る…」というようなことができたんだろうなと思いました。
 タイムは、2時間44分16秒!目標タイムを大幅に上回ることができました。正直、今の自分にとってできすぎだと思いました。たぶん、安達太良トレイルレースで実感した、「バランスのいい走り」ができたのでしょう。そして、何よりも楽しかったです。(安達太良登山マラソンも、安達太良トレイルも、トレイルランの練習も…。)この楽しさ、ロードでは味わえません。

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2011年10月 5日 (水)

磐梯山でガツン!

P1120252blog 2日、今月30日に行われる磐梯山登山マラソンのコース 試走に行ってきました。8月4日に猪苗代スキー場を登って戻ってくるルートで磐梯山に行ったのですが、今回は、登山マラソンと同じく、猪苗代スキー場から赤埴林道を登っていくルートで行きました。
 6.5~7㎞位の荒れた砂利道の赤埴林道は、3分間ゆっくりラン、1分間ウォークのサイクルで登り、終点までは1時間13分。抑えたつもりでしたがけっこうばてました。
 そこから登山道に入り、途中写真を撮ったりしながら山頂手前の弘法清水小屋に着いたのが、スタP1120257blog ートしてから1時間55分。弘法清水小屋から山頂まではおよそ500mなのですが、20名以上の熟年登山者の団体の後をついていったら、山頂まで30分もかかってしまいました。登っているよりも止まっている時間の方がずっと長かったのですが、一般の登山者に迷惑をかけないように、先に行くよう道を譲ってもらうまでは決して追い抜かないようにしている私にとっては当然のことで、仕方がないですね。山頂の気温は5℃、とっても寒かったです。
 寒さに震えながら急いで給食し、写真を撮っていそいそと下山。そこでやってしまいました。山頂から弘法清水小屋までの道は足場が悪く滑りやすいので注意しながら駆け下っていたのですが、右手で触った20~30㎝位の石が崩れ、左足内側のくるぶしにガツン!足首に激痛が走りました。骨折したかなと思いましたが、痛いものの何とか走れたので、左足に負担をかけないようにしながら慎重に走って下山しました。
 下山してソックスを脱ぐと、石が当たった部分は出血し、左足首全体が腫れていました。
 アクシデントから3日たちますが、左足首はまだ痛いです。走れるようになるまで、あと数日はかかりそうです。
 今回の試走(およそ22km)に要した時間は4時間10分。本番は3時間から3時間30分が目標タイムになるかな。トップは2時間ちょっとでしょう。足が治ったらもう一度試走に行きたいと思います。
 写真は沼の平と山頂から見下ろす猪苗代湖です。

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2011年9月29日 (木)

安達太良トレイルレース

Rimg0167  9月25日(日)、四十歳代最後の日でした。今年から10kmの部が新設されたためか、それともハードなコースに敬遠されたのか、いやいややっぱり風評でしょう。50kmの部のエントリー数は128人。メジャーなOSJシリーズとしてはさびしいですね。コースも、台風15号さんが暴れたおかげで、箕輪山方面をカットして38㎞となりました。
 午前6時、安達太良スキー場をスタート。2週間前、安達太良スキー場を走って登ったらヘロヘロになってしまったので、抑え気味に登りました。それでも安達太良山頂には58分台で着き、私の嫌いな和尚山ルートへ。このルート、やっぱり好きになれません。何度も木の枝に頭をぶつけるし、ウェアに引っかかるし、肌が露出したところはひっかき傷だらけになるし、、抜くようなスペースもない薮こぎルートで、前のランナーについていくだけです。和尚山頂を過ぎると、石筵登山口へ向かう下りとなりますが、山頂付近は岩場で、慎重に下らなければ危険です。そこを過ぎると走りやすいシングルトラックとなりますが、昨年はここでごぼう抜かれし、トレイルランナーの下りの速さを痛感しました。今年は、練習の成果が出たようで、数人のランナーに抜かれたものの、自分なりに気持ちよく駆け下りることができました。でも、この時点で、脚が痙攣する一歩手前の状態になっていました。第1エイドの石筵登山口を過ぎると、今度は船明神山までの長い上りとなります。昨年ここでは多くの先行ランナーを抜いたのですが、今年は後半へばってしまいました。何とか船明神山にたどり着き、屏風岩の崖っぷちを走り、第1関門の沼尻登山口に着いたのが10時6分代の41位。意外と好位置につけていました。
 しかし、ここからが苦痛の連続となってしまいました。体は思うように動かず、足の親指の付け根部分に痛みも走りだしました。ゆるやかな上りや平地が走れない状態となってしまいました。鉄山まで何とか登り、笹平分岐から第2関門の塩沢登山口までの下りは何とか走れましたが、踏ん張りがきかず、何度か転んでしまいました。塩沢登山口からくろがね小屋前の馬車道までの塩沢登山道は全く走れず、ひたすら歩くだけ、後続ランナーに抜かれ、ゴールの安達太良スキー場に着いたのが午後2時26分。8時間26分13秒、48位でのゴールでした。
 とにかく、完走できたことは大きな喜びです。今年は、昨年と違い、下りは練習の成果を発揮して走ることができましたが、上りと後半がだめでした。
 今回、長女が10kmの部でトレイルランニングデビューをし、3位に入賞しましたが、下りで何度か転び、トレイルランナーの下りの速さと上手さをを身をもって実感したようです。上りだけでもだめ、下りだけでもだめ、バランスのいい安定した走りが大切!トレイルランニングって結構奥が深いです。

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2011年8月28日 (日)

安達太良登山マラソン

Img_2 アットホーム大玉をスタートし、安達太良スキー場、くろがね小屋を経由して安達太良山頂まで登り、県民の森近くの表登山口に下り、アットホーム大玉に戻ってくるおよそ25kmの安達太良登山マラソン、何とか完走しました。時間は3時間51分、目標の4時間を切ることができました。やっぱり第1関門までがきつかったです。アットホーム大玉の前から上にスタートすると思っていたら、何と下に向かってスタート、もしかしたら80分で第1関門の安達太良スキー場まで行けないんじゃないかとあせってしまいましたが、66分で到着。そこで水とバナナをもらい(おにぎり弁当もあったのですが、ミニ塩むすびを持っていたのでそれはもらいませんでした。)、もらった水をハイドレーションに入れたり、アームウォーマーをつけたりしながら休憩し、山頂に向かって出発。くろがね小屋までの馬車道は歩くより少し速いペースで走り通すことができ、かなり多くの先行者を抜くことができました。くろがね小屋から山頂までは、走れませんでした。スキー場から山頂まで試走したときは、結構走れたのですが、今日は、その力が残っていなかったのと、走ろうと力を入れるとふくらはぎがピクピクッ(痙攣の一歩前)となってしまっていました。山頂から表登山口まではずっと下りですが、とにかく長かったです。脚(大腿の内側)が何度も痙攣しましたが、一度止まってしまうと一気に痙攣し、動けなくなってしまいそうだったので、我慢しながら走りました。安達太良登山口に出て、アットホーム大玉までのロードは、いつもの落ち武者の状態でした。
 今回のトレイルランで、表登山道を走ったので、安達太良山の登山道全てを走ったことになります。これが一番の収穫です。(6年前に県民の森の山道を走っていたとき熊に遭っているので、この登山道も熊が出そうで怖くて、一人では走れませんでした。)

※ 記録証は、3時間49分となっていますが、表登山道からロードに出て、落ち武者になっていたときに抜かれたゼッケン20番の人の記録だと思います。私は3時間51分15秒位でした。

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2011年6月 4日 (土)

自力で安達太良へ

 以前からやってみたいと思っていたことがありました。それは、毎日見ている安達太良山の山頂まで、自分の力だけで行って帰ってくること。それを今日実行しました。午前9時ちょっと前に自宅を自転車で出発。目指すは安達太良スキー場です。岳温泉に向かう道に入ってからはずっと上り坂。私の愛車は、15年位前にジャスコで22,800円で買ったものでして、ここ数年はほとんど乗らずにずっと物置にしまってあったのですが、今回の震災でガソリン節約のために乗れる状態に自分なりに修理したものです。最大の弱点は上り坂に弱いこと。なぜかというと、修理でフロントギアの変速機を分解し組み立てた際、部品を1つつけ忘れて3段(スピードは出るけど一番重いギア)固定になってしまい、21段ギアがリアギアだけの7段になってしまったからです。岳温泉から安達太良スキー場までの上り坂は正直地獄でした。自分は自転車なのに、同じ道を走っていた多くのランナーに抜かれました。(岳温泉からはランの方が速かったですね。)ヘロヘロの状態で安達太良スキー場に何とか到着。自転車とヘルメットに鍵をかけ、山頂に向かってトレイルラン!と格好よく言いたいところですが、すでに足がガクガク。五葉松平を経由するコースを早歩きで上り、前の登山者が道を譲ってくれたときだけ走るという、見せかけトレイルランナーの状態でした…。正午ちょっと過ぎに山頂に到着。昼食(と言っても足のケアをして塩むすびを食べただけですが)をとり、勢至平を経由するコースを下山しました。勢至平を抜け、安達太良スキー場に道(馬車道)を走っていた際、今までランニングでは痙攣したことのない大腿の内側の筋肉が2度ほど痙攣してしまいました。安達太良スキー場から自宅まではほとんど下り坂。快適でしたが、大腿内側や膝の内側の筋肉が何度も痙攣していました。午後2時ちょっと過ぎに無事帰宅しました。途中寄り道もしたので、実質往復5時間(自転車2時間半、見せかけトレイルラン2時間半位かな?)でした。やっぱり安達太良山はいいですね。しんどかったけれど、満足、満足…。こんなことやってて来週の東根さくらんぼマラソンのハーフが心配だけど、まっ、いいか。明日は農作業デーにします。
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五葉松平から見た安達太良山頂、残雪(セシウム入り?)がまだあります。
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山頂前の残雪、ここを越えるともうすぐ山頂。
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安達太良山頂、いつもだけど風が強かったです。
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必ず撮る沼の平。近いうちにまた来るよ。

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2011年5月 9日 (月)

安達太良へ

 今日は自宅から安達太良山頂が見えたので、昼に安達太良山に今年初の安達太良トレイルランに行ってみました。安達太良スキー場を出発するとすぐに雹が降ってきました。やめようと思いましたが、すぐに晴れたので、くろがね小屋に向かう登山道(馬車道)を登り始めました。できるだけ走っていこうとしましたが、まだまだ走れる体に戻っていないんですね。少し走るとすぐに息が切れてしまいました。勢至平付近からは、残雪の道となり、いよいよ走ることができなくなり、くろがね小屋近くになると残雪の斜面を恐る恐る横切るという状態になりました。滑落したら、ずっと下の沢まで一直線というようなところで、シューズにつける滑り止めが必要だったと思いました。何とかくろがね小屋に着きましたが、風が強くなり、雨も降ってきました。また山頂に向かう登山道は残雪が多く、これ以上登るのは危険と判断し、引き返してきました。来週の15日が安達太良山開きですが、あの残雪の斜面が残っている状態ではちょっと危ないかな。トレイルランも残雪が消えてからですね。それまで、下界で鍛えておかなくちゃ。
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 <勢至平付近の馬車道>          <くろがね小屋前の残雪の斜面> 
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 <くろがね小屋>               <くろがね小屋の前の湿地の水芭蕉>

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2010年11月29日 (月)

またいつもの…

 23日の大田原マラソン、ハーフの通過は1時間41分01秒と順調だったのですが、また痙攣してしまいました。先月の飯坂マラソンのときは30㎞過ぎで痙攣したものの、しばらく歩いたら何とか走れるように回復したのですが、今回はおよそ26㎞地点で痙攣がきてしまい、そこから38㎞地点ぐらいまでは、走り・痙攣・歩きの繰り返しになってしまいました。気持ちも完全に切れ、初のリタイアを覚悟したのですが、何とか33.3㎞と38.3㎞の関門を時間内に通過でき、3時間52分35秒でのゴールとなりました。ゴール直後は悔しかったけど、今思うと、あの状態で制限時間の4時間をよく切れたものだと思います。1月末の勝田では歩かずに走りきりたいなぁ。27日は、自宅から福島市在庭坂の農産物直売所「ここら」まで3時間35分かけて走っていきました。ゆっくりだったら痙攣しないんだけどなぁ。

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2010年11月14日 (日)

またまた安達太良山へ

 今日は安達太良山にトレイルランに行きました。奥岳登山口からくろがね小屋を経由し安達太良山頂までを往復したのですが、昨日の30㎞ランの疲れが残っていたようで、結構きつかったです。くろがね小屋からはところどころ雪があり、おまけに山頂付近は猛烈な強風でした。今年のトレイルランはこれが最後ですね。
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 それから、昨日の日中と今日の夜、霞ヶ城公園の紅葉を撮りに行きました。明日アップします。

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2010年10月 1日 (金)

最高のバースディプレゼント

暗闇の中から1つのヘッドランプの灯りがゆっくりとゴールに近づいて来る…。ゴール側から見ればこんな光景だったのでしょうね。9月26日に行われたOSJ第1回安達太良トレイル50K、何とか完走しました!長くなりますが、レースリポートです。
 
午前6時、206名(エントリー数は215名)があだたらスキー場をスタート。五葉松平までの長い上りをおよそ30分で登り、走ったり歩いたりしながら1時間ちょうどで安達太良山頂に到着。山頂手前で女性ランナーの前に出たのですが、その女性ランナーに、スタッフの方が「今60番ぐらい、女性トップですよ。」と声をかけたではありませんか。その声を聞いて予想以上に自分が上位にいることを知り、嬉しくなったのですが、そこからトレイルランナーの凄さを思い知らされました。とにかくトレイルランナーは下りが速いです。相当慣れているのでしょう、恐る恐る走る私をすいすい抜いていきます。下りで離され、上りで追いつき、和尚山頂を過ぎて岩場を下ってしばらくは何とか女性のトップランナーのいる集団についていったのですが、比較的ゆるやかな下り道になったところで一気に離され、視界から消えていってしまいました。石筵川を渡るまで、多くのランナーに抜かれました。皆、ロードと同じようなスピードで駆け下っていきました。第1エイドの石筵登山口には86番で着きました。そこで、水と栄養の補給のため5分ほど休み、船明神山頂に向かいました。この道は長い長い上り坂ですが、ゆるやかな上りは結構走れました。ただ、滑りやすい急な上りもあり、そこはとてもつらかったです。私は上りが強い方なのかもしれません。この上りでは、だれにも抜かされず船明神山頂には70番で着きました。船明神山頂からしばらく尾根走り、景色もすばらしく、空の中を走っているような感じでしたが、崖の縁も多く、何度も足がすくみました。大きな岩の間を降り、滑りやすい下り坂に入ると、また多くのランナーに抜かれました。第1関門の沼尻登山口には4時間22分位、78番で着きました。ハイドレーションに水を補給し、携行食を食べ、10時30分ちょうどに下ってきた道をまた登りました。硫黄採掘場跡を経て、鉄山に向かう急な上りは特につらかったです。背筋の痛みに、自然とうめき声が出てしまいました。急な上りをやっとのことで登るとて鉄山避難小屋が見えてきました。そこから箕輪山へ登り口までは結構走れました。箕輪山頂に向かって登っていたとき、岩場の下りを飛ぶように駆け下りてくるランナーとすれ違いました。同じ人間とは思えませんでした。箕輪山頂を経て第2エイドの横向登山口に着いたのが12時55分頃、仮設トイレで用を済ませ、水を補給し、午後1時に旧土湯峠に向かって出発しました。旧土湯峠入り口までの1.5㎞ぐらいはロードですが、そこは走らず、固形食を食べながら歩きました。とにかくお腹が空いていました。旧土湯峠から鬼面山頂を経て箕輪山頂までもつらかったです。(ここまでくるともうどこでもつらいのですが)試走で走れたところも思うように走れませんでした。特に箕輪山頂に向かう滑りやすく足場の悪い急な上りは苦戦しました。箕輪山頂を越え、笹平分岐に着いたのがちょうど午後3時。数分ほど休み、第2関門の塩沢登山口(塩沢スキー場)に向かいました。笹平分岐から塩沢登山口までは、距離は長いもののほとんど下りなのでできるだけ走りました。塩沢登山口に1時間で着けば明るいうちに湯川沿いの危険な登山道を抜けられ、12時間以内でゴールできると思っていましたが、後半失速し、塩沢スキー場に着いたのは午後4時15分頃、順位は75番位でした。ライトチェックを受け、最後の栄養補給をして午後4時22分頃に最後の登りに向かいました。すでに走って登る力はなく、急ぎ足で歩きました。岩場あり、くさり場あり、川渡り(4回)あり、岩に膝をぶつけてうめくこと2回…、やっとのことでくろがね小屋近くの林道に出ることができました。時刻は午後5時20分すぎ、ゴールの安達太良スキー場までは下りですが、だいぶ薄暗くなり、雨も降ってきました。林道とはいっても石ころだらけで、おまけに足の裏が痛く、思うように走れませんでした。後続のランナーにもずいぶん抜かれました。やっぱりトレイルランナーは下りが強いです。残り2㎞ぐらいのところで暗くなり、足もとが見えなくなったので、ヘッドライトを装着。前にも後ろにも誰もいない夜道をライトの明かりをたよりに恐る恐る走りました。時間はすでに午後6時を過ぎていました。ずいぶん長い距離を走ったように感じました。やっとゴールが見え、急に明るくなり、私のゼッケンナンバーと名前がコールされました。ゴールしてから大切なことを忘れたことに気付きました。ゴールで両手を高く上げてガッツポーズをし、それから両手を合わせて神様に感謝することです。(でも、心の中ではしっかりとしていました。)
 この過酷なトレイルレースを完走することができて大満足です。正直完走できる自信などなく、自分の力では途中で絶対つぶれると思っていました。順位や時間は関係ありません。「12時間以上気持ちを切らさなかった自分をほめたい」と思いました。そして、49才のバースディの最高のプレゼントとなりました。(9月26日生まれなんです。長女が誕生日のプレゼントにオールスポーツの私の写真をプレゼントしてくれるそうです。楽しみだなぁ…。)
 今日、OSJのネットで記録が発表されていました。12時間11分48秒、80位でした。完走率は54%、きっと来年はこの過酷さが評判になって、相当多くのトレイルランナーが挑戦しに来ると思います。私も当然、しっかりと試走して、下りの走り方をマスターして、エントリーします。(でも、悪天候だったら走りません。命が大事ですから…。)
 最後に、この大会の運営に携わったスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。各要所にスタッフの方がいてくれ、本当に助かりました。安心しました。無事完走できたのもスタッフの皆さんのおかげだったと実感しています。最高のバースディプレゼント、ありがとうございました。

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2010年9月22日 (水)

安達太良トレイルラン

 26日(日)はいよいよ第1回OSJ安達太良トレイルランニングレース50Kです。このレースに向け、今月3回に分けコース試走をしました。すべてのコースを試走することはできませんでしたが、コースの全容が大方分かりました。1回目の試走のルートは前回のブログで述べましたので、先週試走したルートと一昨日試走したルートについてレポートします。支離滅裂な長文になりますが、お許しください。

 先週は、石筵登山口から船明神山に登り、そこから尾根づたいに安達太良山頂に向かい、安達太良山頂から和尚山を経て石筵登山口に至るルートを試走しました。計画ではレースコースに沿い、船明神山頂から沼尻登山口の方に下り、第1関門となる沼尻硫黄採掘場跡を経て鉄山に登ってから安達太良山頂に向かい、和尚山を経て石筵登山口に向かう予定でしたが、船明神山頂についた段階で、ガスがかかって視界が悪い上に、立っているのがやっとのような強風が吹いていたため、沼尻方面に降りるのを断念しました。レースでは、安達太良山頂まで登った後、和尚山を経て沼尻登山口に向かいますので、レースコースに沿ってレポートします。まず安達太良山頂から和尚山に至るルートが見つけにくいです。私もこのルートを見つけるのに結構苦労しました。安達太良山頂付近で道に迷った人の大半が和尚山方面で見つかるというのもうなずけます。何とかルートを見つけ和尚山に向かいましたが、藪こぎの連続で正直苦労しました。和尚山頂に近づくと足場の悪い岩場となります。右は崖で、正直足がすくみました。和尚山を下りるときも岩場です。そこを過ぎると急な下りとなり、やがて走れる緩やかな下りとなります。ただし木の根がたくさん出ていますので注意が必要です。それから急な斜面を降り石筵川に出ます。橋はありません。ここはどこがコースかはっきりと分かりません。少し下流の方に向かうとコースに入ります。そこから数百メートルで第1エイドになります。次に、第1エイドから船明神山に向かって登っていきます。緩やかな登りと急な登りが繰り返す長いルートですが、緩やかな登りは走れます。森林の中で景色は何も見えません。船明神山に近づくと、竹を手で払いながら進むような狭い藪こぎとなります。「このルートでいいのか?」と不安になります。そこを抜けると船明神山ですが、北側は崖で怖かったです。私は、先に述べたように安達太良山に向かいましたが、レースではここから沼尻の方に降り、第1関門を通過して鉄山に登っていきます。このルートは噴火口の沼の平に沿って鉄山に至るコースなので、岩場とガレ場の厳しいルートだと思います。

 一昨日の日曜日は、第2エイドの横向登山口から野地温泉登山口までのロードを走り、そこから鬼面山を経て箕輪山頂まで登って、横向登山口に降りてきました。レースでは、鉄山を経て箕輪山に登り、横向登山口に下りてから土湯峠越えのロードランとなります。箕輪山頂から横向登山口に下りるルートは、山頂から箕輪スキー場の最上部までは滑りやすい急な下りですが、そこからは走れるようになります。ただ、ここも木の根が多く出ていますので足をとられないよう注意が必要です。また、膝に負担をかけないよう、慎重にジグザグに降りるのが懸命だと思いました。横向から野地温泉までの峠越えのロードは、はっきりいってきついです。無理して頑張らない方が後々いいと思いました。野地温泉登山口から鬼面山までは、山頂付近でガレ場登りがあるものの比較的楽に登れます。ただ、鬼面山から箕輪山に至るコースが厄介です。鬼面山頂を過ぎると急な岩場の下りです。しかもルートが分かりません。私はルート探しに岩場を右往左往してしまいました。何とかルートを見つけ進むと、今度は藪こぎです。ただこのルートは登山者に多く会うので安心です。前回の石筵ルートの試走では、始めに一人の登山者を追い抜いただけで、安達太良山頂以外では誰にも会いませんでした。(山の中で誰にも会わないというのは怖いですよ。)藪こぎを終えると急な長い登りになります。足場が悪く、とても滑りやすいです。足だけでなく、手も積極的に使って登ることが大切だと思いました。箕輪山頂からは笹平に下り、僧悟台を通って第2関門の塩沢登山口降り、そこからくろがね小屋に向かって登り、安達太良スキー場に下ってゴールとなりますが、このルートは第1回の試走で走り(歩き)ました。

 長い試走レポートとなってしまいましたが、このコース、トレイルランというより山岳レースやサバイバルレースといった方がいいように思います。非常にきついコースですが、3回の試走をしてみて感じたこと、それは「トレイルランは楽しい!」ということです。今回の試走で安達太良連峰のすべての山を登りました。試走だけでも達成感を味わえます。正直はまりつつあります。いや、すでにはまっているかも…。本番のレースでは、自分の体と相談しながら無理をせず、走れるところは走り、きついところは歩き、楽しんできたいと思います。(と思うものの、どうなることやら…)また、トレイルランニングの用具もそろったことだし、来年は、4月の奥久慈トレイル50㎞にも出ようと思います。冬場のクロスカントリースキーに近いのかなぁ。写真は第1回試走の際に携帯で撮った、安達太良山頂から見た和尚山と沼の平、今が見頃のエゾオヤマリンドウです。(さすがにデジ一持ってトレイルランはできません。)

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